ゲンロンβ47|編集長=東浩紀

2020年3月30日[月]発行

  • 1|さやわか+大井昌和+東浩紀 永田洋子と「かわいい」の思想――マンガは歴史を語れるか・特別編 #37
    さやわかさん、大井昌和さん、東浩紀の三人で、連合赤軍の中心人物、永田洋子について論じています。サブカルチャーの視点から連合赤軍の内面へ深く切り込みます。
  • 2|石田英敬 「記号の場所」はどこにあるのか?――新記号論から西田幾多郎を読む(前) #37
    石田英敬さんが『新記号論』の内容をさらに深め、哲学者の西田幾多郎に絡めて論じています。西田の特徴的な口癖「何処までも」を糸口にパースの記号論と対比させ、独自の記号論を展開しています。
  • 3|安天(アンチョン) 『哲学の誤配』日本語版刊行によせて #37
    日韓並行出版で四月末刊行の東浩紀インタビュー集『哲学の誤配』でインタビューの聞き手をつとめた安天さんが同書によせたエッセイを特別公開。東の著作が韓国でどのように受け入れられたかが語られています。
  • 4|小松理虔 当事者から共事者へ 第4回 震災を開く共事の回路 #37
    当事者とは別の関わり方「共事」を考える連載。今回はかつて炭鉱で栄えた町、高萩に設置された一面の太陽光パネルと放置された炭鉱から、あるべき復興支援について思索しています。
  • 5|星野博美 世界は五反田から始まった 第15回 スペイン風邪 #37
    五反田の記憶を探る人気連載。今回は、現在世界中で猛威をふるうコロナウイルスと絡めて、いまから百年前に流行したスペイン風邪の記録を振り返り、その脅威を描写しています。
  • 6|藤城嘘 五反田アトリエから34 #37
    今回は二日間にかけて行われた新芸術校の選抜成果展「プレイルーム」&裏成果展「裏庭バロック」の作品を振り返ります。一年間のサバイバルを勝ち抜いて第五期の金賞を受賞したのはどの作品か。

表紙写真:「当事者から共事者へ」より、福島県いわき市内の常磐炭鉱の遺構。炭鉱会社が解体を行わず、昔の面影を残したまま放置されている。撮影=小松理虔

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