滋賀県民はどこから来たのか 滋賀県民は何者か 滋賀県民はどこへ行くのか|天沢時生



天沢時生
1985年滋賀県近江八幡市生まれ。SF創作講座第1期および第2期受講を経て「ラゴス生体都市」で第2回ゲンロン新人賞を受賞。2019年、「サンギータ」で第10回創元SF短編賞を受賞。『NOVA』2019年秋号(河出文庫)に「赤羽二十四時」が掲載された。
1 コメント
- TM2025/05/19 21:01
私は人生における総近畿滞在時間1週間程度の人間です。内なる滋賀性はほとんど小説に寄っていて今回も取り上げられた成瀬シリーズ2作が7割くらい、吉田修一『湖の女たち』が2割5分くらいを占めます。本稿で展開されるアメリカ性、成瀬ではサラリと描かれていたそれ、印象がガラリと変わりました。後ろ盾を持った近畿からの独立ですね。不思議な読後感に包まれています。