『Philosophy Today』特集「オートメーション以後の哲学」刊行のお知らせ
ゲンロンα 2021年5月28日 配信
2021年5月9日、哲学の学術雑誌 Philosophy Today の特集「オートメーション以後の哲学」が刊行されました。
監修は、『ゲンロン』にも論考を連載している香港の哲学者ユク・ホイ。ヴィヴェイロス・デ・カストロ、ジャン゠リュック・ナンシー、ベルナール・スティグレールなどの豪華執筆陣にくわえ、東浩紀とユク・ホイの対談 "Homo animalis, a Japanese Futurism"(動物的人間──日本の未来主義)も収録されています。
オートメーションの時代に哲学の役割を問いなおす本特集は、刊行後3か月は全文がオープンアクセスとなっています。ぜひご覧ください。
【ユク・ホイのステートメント】
『Philosophy Today』(Vol. 65, No. 2)
特集:「オートメーション以後の哲学」
編集:ユク・ホイ
寄稿者:東浩紀、バベット・バビチ、エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ、ハワード・ケイギル、ピーター・レメンス、カテリーナ・コロゾヴァ、ミハウ・クルジカフスキー、アンナ・ロンゴ、ジャン=リュック・ナンシー、ベルナール・スティグレール
URL=https://www.pdcnet.org/collection-anonymous/browse?fp=philtoday&fq=philtoday%2FVolume%2F8935%7C65%2F8998%7CIssue%3A%202%2F
監修は、『ゲンロン』にも論考を連載している香港の哲学者ユク・ホイ。ヴィヴェイロス・デ・カストロ、ジャン゠リュック・ナンシー、ベルナール・スティグレールなどの豪華執筆陣にくわえ、東浩紀とユク・ホイの対談 "Homo animalis, a Japanese Futurism"(動物的人間──日本の未来主義)も収録されています。
オートメーションの時代に哲学の役割を問いなおす本特集は、刊行後3か月は全文がオープンアクセスとなっています。ぜひご覧ください。
【ユク・ホイのステートメント】
リサーチセミナー「哲学と技術をめぐる対話」のひとつめのイベントとして、『Philosophy Today』の特集「オートメーション以後の哲学」の刊行をお知らせいたします。本特集では、技術によるオートメーション化の時代における哲学の立ち位置はどのようなものなのかと問いかけました。西洋のオートマタ(自動機械)の歴史は、古代ギリシアで語られた奴隷の代わりになるオートマタから、現代人が抱くロボットの反乱へのおそれにいたるまで、たどっていくことができます。その間、さまざまな時代を経由してきました。たとえばデカルトの機械論やライプニッツの計算機と深い関連をもつ近代初期や、サイバネティクスの動きが生じた20世紀などです。この歴史は、しばしば「機械」という単純な用語に還元されています。また、この長い技術の歴史は、ハイデガーのいう「西洋哲学の終わり」をもたらしています。では、哲学はいかにしてこのような終わりを念頭に置きつつ、哲学そのものの条件を反省しうるのでしょうか。「オートメーション以後の哲学」では、技術によるオートメーションの歴史のなかに哲学を配置しなおすと同時に、オートメーションの歴史を逆に哲学のなかへ位置づけることを試みています。
『Philosophy Today』(Vol. 65, No. 2)
特集:「オートメーション以後の哲学」
編集:ユク・ホイ
寄稿者:東浩紀、バベット・バビチ、エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ、ハワード・ケイギル、ピーター・レメンス、カテリーナ・コロゾヴァ、ミハウ・クルジカフスキー、アンナ・ロンゴ、ジャン=リュック・ナンシー、ベルナール・スティグレール
URL=https://www.pdcnet.org/collection-anonymous/browse?fp=philtoday&fq=philtoday%2FVolume%2F8935%7C65%2F8998%7CIssue%3A%202%2F