菊間晴子

1991年生まれ。2021年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科助教。専門は日本近現代文学、表象文化論。 著書に『犠牲の森で 大江健三郎の死生観』(東京大学出版会、2023年、第12回東京大学南原繁記念出版賞)。論文に「「後期の仕事(レイト・ワーク)」にあった「希望」 大江健三郎の小説作品における死者とのコミュニケーションに着目して」(『日本近代文学』2017年5月)、「●を超えて、あるいは●のなかで 『うたびこ』『0』に見る「喪」と「メランコリー」」(『ユリイカ』2020年3月)、「「テン窪大檜」の表象に見る「魂」の救済可能性 大江健三郎『懐かしい年への手紙』、『燃えあがる緑の木』の比較分析を通して」(『超域文化科学紀要』2021年1月)など。