【演奏会シリーズ】「IMAGINARC 想像力の音楽」が6月4日(火)から15日(土)まで開催されます

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webゲンロン 2024年5月13日 配信


 6月4日(火)から6月15日(土)まで、森下唯さんプロデュースによる演奏会シリーズ「IMAGINARC 想像力の音楽」が開催されます。

 「想像力の音楽」は、ゲーム、アニメ、映画等のさまざまな音楽を主に2台ピアノのために編曲し、5つのテーマのもとに集めた演奏会です。各テーマに寄せて5人の作曲家が5つの新曲を、そして11人の小説家が全15篇の新作短編を書き下ろします。

 7日の福岡公演と15日の東京公演ではシラスでもご活躍の新垣隆さんの新曲が披露され、短編小説の掲載される冊子には菅浩江さんがご寄稿されているとのこと。

 プロデューサーの森下唯さんは、「異なる時代、異なる媒体に実を結んだ芸術を、そのイメージの種子に着目することで、いま、ここに提示し直す」という意図のもと作品を集められ、「今まさに届きつつある作品群の熱量と質に半ば慄きつつ、私自身もワクワクする気持ちを抑えきれずにいます」と言います。

 詳細は、以下の演奏会ホームページよりご覧ください。
 URL=https://www.imaginarc.jp/
 

記者会見スチル写真より。中央がプロデューサーの森下唯さん

 

【プロデューサー・メッセージ】

たとえばある作品に心惹かれるとき、自分の心は何より詩的なイメージを通して導かれているように常々感じていました。属人性やジャンルを超越した、芸術的ひらめきのようなものを追っていたいのかもしれません。どんな媒体であろうと、どのような工程で作られたものであろうと、その奥には、人の想像力を刺激する詩的な種子が存在するのではないか。大規模言語モデルAIの登場によって、図らずも人間の知性のかなりの部分が言語によっていることが判明した今、そんな空想もあながち間違いではなかったように思えます。

異なる時代、異なる媒体に実を結んだ芸術を、そのイメージの種子に着目することで、いま、ここに提示し直す。そんな意図もこめて、今回の演奏会では、5つのテーマのもとに、ジャンルにとらわれず様々な楽曲を集め、照明演出を加えてお届けします。そして、テーマの言葉そのものを核として結晶化された錚々たるメンバーによる新曲と新作短編! 今まさに届きつつある作品群の熱量と質に半ば慄きつつ、私自身もワクワクする気持ちを抑えきれずにいます。願わくは、この喜びを多くの方と共有できますように。
 

森下 唯(プロデューサー)

【イニシエーター・メッセージ】

本企画に興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます。発起人の江﨑昭汰と申します。ベルギーでの5年間の音楽留学を経験し、帰国後に意外な形でIT業界へと足を踏み入れた私は、株式会社BlueMemeにおいてビジネスアーキテクトとしての新たなキャリアをスタートさせました。ここでは固定観念にとらわれることなく最先端の技術と独自の手法を駆使し、業界の常識を覆し新たな文化と価値を創造する活動に取り組んでいます。この挑戦的な取り組みはピアニストとして活動する私にも多大な影響を与えました。

そこで、音楽家が伝統的な枠組みを超えて新たな挑戦を行える「空間」を提供し、彼らの新しい働き方とビジネスを創出するプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、異なる事物や伝統と革新の融合、現状への問題提起と検討、そして音楽家が様々な境界線を越えて挑戦できる「空間」の創造を試みます。

「想像力の音楽」は、多くの皆さまに楽しんでいただきたいと考え、仙台、熊本、福岡、そして東京の全4都市で計8公演を開催いたします。また、5つのテーマを中心に書き下ろされる新作短編、2台ピアノのための委嘱作品、各権利者から許諾をいただいて生まれる新たな編曲作品に囲まれ、私たち奏者にとっても予測がつかない未知の領域に挑戦することになります。演奏会場で皆さまとこのイベントを共有できることを心より楽しみにしております。 

 

江﨑 昭汰(イニシエーター&プロジェクト・マネージャー)

「IMAGINARC 想像力の音楽」ホームページ
URL=https://www.imaginarc.jp/
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