繁殖力の文学、だがしかし──『百年の孤独』|古川日出男

シェア
2025年5月10日刊行『ゲンロン18』

『百年の孤独』 Cien Años de Soledad(1967)
ガブリエル・ガルシア=マルケス Gabriel García Márquez(1927-2014)
引用元=https://en.wikipedia.org/wiki/File:Cien_a%C3%B1os_de_soledad_(book_cover,_1967).jpg

古川日出男

66年生。作家。著書に『アラビアの夜の種族』(角川書店、日本推理作家協会賞、日本SF大賞)、『LOVE』(祥伝社、三島由紀夫賞)、『女たち三百人の裏切りの書』(野間文芸新人賞、読売文学賞)、『曼陀羅華X』(ともに新潮社)など多数。訳書に『平家物語』(河出文庫)。

1 コメント

  • TM2025/08/04 19:20

    世界は現在進行形で出来事に溢れ数値に還元してもその繁茂は人間の認知を越えている。『百年の孤独』にはその表現が収まっていて、読み手は確かに忘却を体験する。世界のそれがストンと収まっている。だからまた『百年の孤独』は読みたくなるのか。よくわかりました。

コメントを残すにはログインしてください。