ゲンロンβ24|編集長=東浩紀
2018年4月20日[金]発行
- 1|東浩紀 ゲンロンの未来――創業八周年に寄せて #37今年で創業8周年を迎えたゲンロン。この8年を振り返りながら、東が率直にゲンロンへの想い、そして未来を語っています。ぜひご一読ください。
- 2|大山顕 スマホの写真論 第13回 視覚認識の「四人称」性 #37自動的にシャッターを切るライフログカメラを、常に胸につけている大山さん。その写真を手がかりにして明らかになる、私たちの本当の「視点」とは。ゲーム、物語論を経由してたどり着く「4人称」論。
- 3|井上智洋×楠正憲×塚越健司 【特別鼎談】仮想通貨と人工知能──技術は経済を変えるのか? #37塚越健司さん、楠正憲さん、井上智洋さんの大好評イベントを活字化してお届け! 古代ギリシャから産業革命、さらにシンギュラリティ以降を射程に含んだ白熱の議論です
- 4|今井晋 【特別先行掲載】「ゲームの時代 10の論点(上)」一部抜粋 #375月刊予定『ゲンロン8』に掲載される「ゲームの時代 10の論点(上)」から「ゲーマー」の項を先出し! 「ゲーマー」の起源と変容、そして対立の歴史とは。
- 5|黒瀬陽平 「ポスト」モダニズムのハード・コア――「貧しい平面」のゆくえ 第24回 #37オブジェクト指向パラダイムが可能にした「名詞的」な表現。そして、それが初期ビデオゲームにおいてどのように応用されているのかーー。Houxo Queの最近の作品を手がかりに、コンピュータ・アートの起源に迫ります。
- 6|吉田雅史 アンビバレントヒップホップ 第13回 RAP, LIP and CLIP――ヒップホップMVの物語論(後) #37「アンビバレント・ヒップホップ」は三回にわたるMV論の完結編! 「口パク」であるMVとヒップホップの「リアル」はどう切り結ぶのか?そしてMVと「自撮り」の意外な接点とは?渾身の15000字!
- 7|西島大介 トゥルーエンドを探して 第8回 ねぇきいて? 宇宙を救うのは、きっとお寿司…ではなく、でんぱ組.inc! #37「いうなれば、破壊の前の躁状態こそが2010年」。「相対性理論」の変質やアニメ「フラクタル」の放送といった10年代のはじめは、西島さんにはどう映っていたのでしょうか。
- 8|藤城嘘(カオス*ラウンジ) 五反田アトリエからのお知らせ #37五反田アトリエコーナーは、新芸術校第三期最終成果展「サードパーティ」のレポート。アトリエで開催された”落選”展「怪獣の時代」をメインに紹介していただきました。
表紙写真:今号の「スマホの写真論」に掲載されているワンショット。ミュンヘンの空港内でエスカレーターを撮る大山さんの手元を、一定間隔で自動的にシャッターを切るライフログカメラが撮影したもの。スマートフォンには被写体のエスカレーターが写る。撮影=大山顕