マンガ特集『「線の芸術」と現実』──電子書籍レーベル「ゲンロンセレクト」第2弾発売!

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webゲンロン 2024年5月31日 配信

 

 批評誌『ゲンロン』から選りすぐりの記事を収録した電子書籍レーベル「ゲンロンセレクト」。その第2弾となる『「線の芸術」と現実』が発売されました。本書にはマンガをめぐって議論された以下の3つの座談会が収録されています。

安彦良和+武富健治+東浩紀「あたたかな線と古代史──なぜ歴史を描くのか」

山本直樹+さやわか+東浩紀「白黒二値と連合赤軍──『レッド』をめぐって」

浦沢直樹+さやわか+東浩紀「「さあ、描けよ」──ロック、マンガ、テーマパーク」

 冒頭の2つの座談会でお招きしたのは、マンガ家の安彦良和氏と山本直樹氏。前者は古代史と満州の作品化で、後者は左翼運動の作品化で知られています。「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」の講師を務めるマンガ家の武富健治氏、批評家のさやわか氏と東浩紀が聞き手となり、「線を描くこと」の厳しさと責任が議論されました。マンガ家の浦沢直樹氏、さやわか氏、東浩紀による鼎談では、浦沢氏の原点から「テーマパーク」の想像力まで、作家論を超えて語り尽くされました。

 マンガの「線」が紡ぐ政治性と歴史性を考える、選りすぐりの対話集です。

 

『「線の芸術」と現実』

著者:安彦良和/山本直樹/浦沢直樹/武富健治/さやわか/東浩紀

価格:770円(税込)

販売先:Amazon Kindleストア


番組再公開中!

 また、本書の刊行を記念して、記事の元となったゲンロンカフェでのイベントをシラスにて再公開いたしました。どうぞあわせてご覧ください。

安彦良和×武富健治×東浩紀 古代史と満洲(と連合赤軍)がめぐりあう──虚構と歴史の問題(2019/12/21収録)【ゲンロンアーカイブス#27】
URL= https://shirasu.io/t/genron/c/genron/p/20191221

【『定本 レッド 1969-1972』発売記念特別再放送】山本直樹×さやわか×東浩紀「山本直樹はなぜ『レッド』を描いた/描けたのか――エロ、暴力、政治」【2020/2/21収録】【ゲンロンアーカイブス#7】
URL= https://shirasu.io/t/genron/c/genron/p/20200221

浦沢直樹×さやわか×東浩紀「戦後日本とマンガ的想像力──万博、五輪、テロ」
URL= https://shirasu.io/t/genron/c/genron/p/20221015

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