人文ウォッチとは
人文ウォッチは、2024年10月1日に爆誕した新時代の人文系ニュースサイト。気鋭のウォッチャーによるキュレーションのもと、イベントや新刊の情報をお届けするよ。人文系の「いま」をウォッチ!
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注目ウォッチ👀

今週の人文系ニュースを伝えるYouTube番組「今週の人文ウォッチ」配信中! 毎週土曜日21時から。

・レギュラーメンバーはゲンロン編集部(人文ウォッチ担当)の植田将暉とメディア論・社会学研究者の山内萌さんです。
・「岩波文庫をすべて読むべき」論争が生じる【1/2ごろ】

 

ウォッチ

最終更新 2025/03/01 07:15

旬の人文系ニュースを伝えるYouTube番組「今週の人文ウォッチ」がスタート!
毎週土曜日21時から、人文系のできごとや話題をお届けします。
レギュラーメンバーはゲンロン編集部(人文ウォッチ担当)の植田将暉とメディア論・社会学研究者の山内萌です。 

今週の人文ウォッチ#12 赤いきつねCMから、コロニー落とし論争まで

2024年2月22日配信

今週の人文ウォッチ#11 "地方国立大か東京の私大か"論争から、研究不正と公開質問状まで

2024年2月15日配信

今週の人文ウォッチ#10 LIVEで振り返る今週の人文ニュース

2024年2月8日配信

今週の人文ウォッチ#9 フジテレビ会見から、DeepSeek、芥川賞の銀時計、『透明を満たす』まで

2024年2月1日配信

今週の人文ウォッチ#8 「女子枠」批判論文から、女性AED論争、そして論壇の「ひとり勝ち」まで

2024年1月25日配信

今週の人文ウォッチ#7 紀伊國屋じんぶん大賞2025から考える人文書の未来

毎年の人文書ベスト30を決める「紀伊国屋じんぶん大賞」。1/10に今年のじんぶん大賞が発表されました。
じつは、じんぶん大賞2025の順位予想をしていたというウォッチャー・植田。その結果はいかに……? 今年の人文書を、ウォッチャー的視点から語ります!

2024年1月18日配信

今週の人文ウォッチ#6 年末年始の人文ニュースを総チェック!

真の生配信回でした! 年末年始の人文ニュースを一挙振り返り。取り上げた話題は以下のとおりです。
・研究者24時間働けますか問題(12/24)
・ガーシー氏、リハックにて川上量生氏に謝罪(12/28)
・アフリカ系YouTuber、日本人からの批判で七面鳥を食べる動画を非公開に(12/31)
・豚山マシマシ騒動(12/31)
・岩波文庫全部読め論争(1/2)
・パイプカット漫画が炎上(1/3)
・大河ドラマ、インティマシーコーディネーターを導入も、裸体シーンで炎上(1/5)
・コンクリ殺人事件犯人のその後を取材した記事が話題に(1/6)
・『SHOGUN』、ゴールデングローブ賞で作品賞ほか4部門受賞(1/6)
・マクドナルドが多様性目標を廃止(1/6)
・meta、ファクトチェックを廃止、コミュニティノートへ(1/7)
・イラン国営放送、イスラエル人スキー客の遭難事故をプロパガンダに活用(1/7)
・トランプ、カナダ・グリーンランドの併合を主張(1/7)
・ロサンゼルスで大火事、「クラマス川陰謀論」が広まる(1/9)
・中居正広氏の性的トラブル、謝罪コメントがさらに批判を招く(1/9)

2024年1月11日配信

NEW! 今週の人文ウォッチ#5 謹賀新年 どうなる、2025年の人文ウォッチ

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新年はじめのゆるゆる雑談回、と見せかけて、じつはいろいろなことを喋っています。論客のロールモデルがいない問題から、地方の人文がアツいという話まで! 今年もなにとぞよろしくお願いいたします。

2024年1月4日配信

今週の人文ウォッチ#4 大阪高裁無罪判決から、紅白歌合戦まで

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今週のトピック!
・医大生による性的暴行をめぐり大阪高裁で無罪判決、裁判官訴追も話題に【12/18】
・元タレント2名が米で旧ジャニーズ事務所を提訴【12/19】
・偽中国語SNS「対多」で、中国語ユーザーと日本語ユーザーの交流が話題に【12/21】
・美容外科医が解剖実習で献体を前に自撮りし、炎上【12/22】
・人類学者・川田順造氏、死去(20日)【12/23】
・フーコー・パノプティコン問題【12/24】
・製薬会社が原口一博衆議院議員を提訴【12/25】
・星野源、紅白歌合戦の出場楽曲を変更。コメントも【12/26】
・ピクシーダスト上場廃止について、NewsPicksが攻めた報道【12/26】

2024年12月28日配信

今週の人文ウォッチ#3 ラーメン動画の相次ぐ炎上から“破れないストッキング”問題まで

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今週のトピック!
・研究不正が話題に【12/7】
・「おじさんパーカー論争」生じる【12/12ごろ】
・"破れないストッキング"が話題に【12/13】
・松原仁衆議院議員、ラーメン二郎の動画を投稿し炎上【12/1〜6】
・書評家・永田希氏が死去【12/15】
・亀田製菓不買運動が起こる【12/16】
・猪苗代湖ボート事故に無罪判決【12/16】
・mixi2がリリースされる【12/16】
・学術書のスタイルが話題に【12/17】

2024年12月21日配信

今週の人文ウォッチ#2 シリア情勢から“おじさんパーカー論争”まで

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今週のトピック!
・シリア・アサド政権が崩壊【12/7】
・「おじさんパーカー論争」生じる【12/7】
・社会学者・打越正行氏が死去【12/9】
・田中宗一郎氏、万引き自慢のツイートが波紋を呼ぶ【12/1〜6】
・OpenAIがo1正式モデルとChatGPT Proをリリース、XのGrok無料開放などが話題に【12/10ごろ】
・悠仁親王殿下、推薦入試で筑波大学に合格【12/10】
・「ネオナチ高校生」が話題に【12/10】
・小泉悠氏、第40回正論新風賞を受賞【12/11】

2024年12月14日配信

旬の人文系ニュースを伝えるYouTube番組「今週の人文ウォッチ」放送スタート!

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今週のトピック!
・フェミニズムとオタク文化の関係が話題に【11/23〜】
・イギリスで日本文学がヒット【11/26】
・小学館の文芸誌『GOAT』創刊、『新潮』リニューアルを発表【11/27】
・田中宗一郎氏、万引き自慢のツイートが波紋を呼ぶ【12/1〜6】
・文フリ東京39、ビッグサイトにて開催。来場者数14,967人に【12/1】
・東浩紀氏、福尾匠氏と決別する【12/3】
・早稲田大学、村上春樹氏に名誉博士号の授与を決定【12/3】
・東京大学、「刑法犯に該当する行為」による教授の懲戒処分を発表【12/3】
・大韓民国、ユン・ソンニョル大統領が戒厳令を宣言。すぐに解除【12/3〜4】
・中教審大学分科会の答申が話題に。大学院重点化へ?【12/4】
・ルーマニア憲法裁判所、大統領選挙の結果を無効に【12/6】

2024年12月7日配信

 

 

ハン・ガン死去のフェイクニュースがXで拡散

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2024年11月11日夜、「ノーベル賞受賞作家ハン・ガンがソウルで交通事故にあい死去した」という内容のポストが、Changbi Publishers(ハン・ガンなどの著作を刊行している出版社)を名乗るアカウントにより投稿され、一時的に広く拡散された。

当該投稿はすでに削除済み。ただしアカウントは、現在はアイコン写真と名前を、同じくノーベル受賞作家のスヴェトラーナ・アレクシェービッチに変えて存在し続けている。

ハン・ガンについては、ノーベル賞受賞時にも偽のアカウントが本人のコメントを捏造して投稿するということがあった。今回のアカウントと同じである、という指摘もある。受賞時の偽アカウントについては、「イタリア人ジャーナリスト」のTommaso Debenedettiなる人物が運営していたことが伝えられている。

この人物は、「SNSがニュースメディアとしては信用できないことを示すために」と主張し、過去にもローマ教皇やミラン・クンデラ、カズオ・イシグロなどの虚偽の訃報をXで拡散している。昨年にはノーベル文学賞を受賞したヨン・フォッセにもなりすましていた。それらの手法は今回と同様、出版社や有名人になりすましたアカウントから死去のフェイクニュースを投稿するというもの。

偽アカウントにご用心。

▷参考記事
・「ハン・ガンさんの偽「公式アカウント」 イタリア人記者なりすまし」、朝日新聞デジタル、2024年10月11日。URL=https://digital.asahi.com/articles/ASSBC0BQGSBCUHBI03BM.html
・“El “asesino de Twitter” dijo haber anunciado el Nobel de Literatura antes que la Academia Sueca,” La Nacion, 10 de octubre de 2024. URL=https://www.lanacion.com.ar/cultura/desde-una-cuenta-falsa-de-han-kang-el-asesino-de-twitter-anuncio-el-nobel-de-literatura-antes-que-la-nid10102024/
・“Twitter hoaxer comes clean and says: I did it to expose weak media,” The Guardian, 30 Mar 2012. URL=https://www.theguardian.com/technology/2012/mar/30/twitter-hoaxer-tommaso-de-benedetti

2024年11月12日

第46回サントリー学芸賞の受賞作が発表

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2024年のサントリー学芸賞が発表された。受賞作は以下の通り。

〔政治・経済部門〕
・牧野百恵『ジェンダー格差──実証経済学は何を語るか』(中公新書)
・萬代悠『三井大坂両替店──銀行業の先駆け、その技術と挑戦』(中公新書)
〔芸術・文学部門〕
・片岡真伊『日本の小説の翻訳にまつわる特異な問題──文化の架橋者たちがみた「あいだ」』(中公選書)
・呉孟晋『移ろう前衛──中国から台湾への絵画のモダニズムと日本』(中央公論美術出版)
〔社会・風俗部門〕
・柴田康太郎『映画館に鳴り響いた音──戦前東京の映画館と音文化の近代』(春秋社)
・渡辺将人『台湾のデモクラシー──メディア、選挙、アメリカ』(中公新書)
〔思想・歴史部門〕
・小林亮介『近代チベット政治外交史──清朝崩壊にともなう政治的地位と境界』(名古屋大学出版会)
・中村達『私が諸島である──カリブ海思想入門』(書肆侃侃房)

近年、学術的な手堅いテーマを中心にヒット作を飛ばしている中公新書が、受賞8作品のうち3作品を占める結果に👀

▷『私が諸島である』で受賞された中村達さんは、webゲンロンでも記事をご執筆いただきました。(ウォッチャーの編集者としての仕事でもあります。)

「カリブ海の記憶と逃走/闘争する奴隷たち──ポスト西洋的な「自由」概念としてのマルーン化」、webゲンロン、2024年3月19日。URL=https://webgenron.com/articles/article20240319_01

2024年11月12日