webゲンロンでいちばん読まれた記事はこれだ!──2022年人気記事ベスト10
webゲンロン 2022年12月28日配信
いつもwebゲンロンの記事をお読みくださり、ありがとうございます! 2022年は激動の一年でした。このウェブサイトがかつて「ゲンロンα」という名前だったことも遠い昔のよう(今年8月)。それはともかく、今年1年間に公開された記事は131件!(ニュースなどをのぞく) 。3日に1回は新着記事が投稿されている計算になります。
というわけで、さらに厚みを増したwebゲンロンのすべての記事から、今年アクセスが多かった記事ベスト10を発表します!
というわけで、さらに厚みを増したwebゲンロンのすべての記事から、今年アクセスが多かった記事ベスト10を発表します!
【第10位】
デーモンコアと科学の原罪|全卓樹
第10位は全卓樹さんの「デーモンコアと科学の原罪」。なんと昨年8月に公開された有料記事がランクインしました。アメリカの原子核研究施設で起きた凄惨な事故を題材にしたエッセイです。
【第9位】
つながりロシア(19) ロシアと、ロシア最大の少数民族タタール──結束と分断の狭間で|櫻間瑞希
タタール研究者、櫻間瑞希さんの論考が第9位にランクイン。ロシアのなかの民族共和国タタールスタン。日本ではあまり知られていない同国の現地のようすからロシアとの関係まで、たいへん貴重な記述が満載です。
【第8位】
贈与と失敗がつくる社会──文化人類学と哲学の対話(前篇)|小川さやか+東浩紀 司会=福冨渉
第8位はこちら。哲学と人類学が交わった話題のイベントの活字化。小川さんのタンザニアや香港でのフィールドワークから、現代日本のわたしたちには実感をもつことがむずかしい、別のかたちの経済が姿をあらわします。
【第7位】
「あるものはある」──養老孟司が語る脳と戦争と日本の未来(前篇)|養老孟司+茂木健一郎+東浩紀
第7位もイベントの活字化です。養老さんの意味深長な発言が記事のタイトルになっているのですが、その真意とは? 加藤典洋さんへの言及も見どころです。
【第6位】
【 #ゲンロン友の声|025 】揺るぎない正義を信じることに違和感や後ろめたさをもってしまいます
第6位は「ゲンロン友の声」。みなさまから寄せられた質問に、東浩紀やスタッフがお答えする人気コーナーです。この回では、当事者になった場合と非当事者でいる場合、それぞれの立場ごとの「正義」との付き合いかたが語られます。
【第5位】
【 #ゲンロン友の声|023 】ヨーロッパに住む家族と分かりあいたいです
第5位も友の声。遠くはなれて暮らす家族との関係について相談が寄せられました。自分にはそんな家族はいないというかたにも、身近に感じられる問題として読み解かれているのでおすすめです。
【第4位】
【 #ゲンロン友の声|027 】子供が生まれてから本を読む気になれません
またまた友の声がランクイン。今月公開したものが急上昇で第4位に。歴代の友の声のなかでも、Twitterでたくさんのコメントをいただきました。余儀なく変化してしまった自分や生活を前向きに捉えなおせる記事です。
さて、友の声の連続ランクインもここまで。ベスト3に入ります!
【第3位】
いまこそ「史論家」が必要だ──百田尚樹、つくる会、歴史共同研究再検証(前篇)|呉座勇一+辻田真佐憲+與那覇潤
第3位は、現代の歴史問題を語り尽くしたイベントの活字化。『ゲンロン13』の東の最新論文では、理系の側での大きな物語の復権が(批判的に)取りあげられていましたが、歴史のほうでも大きな物語を描くことのできる史論家が必要とされているようです。
【第2位】
ロシア語で旅する世界(特別篇) 理解できない現実に寄せて|上田洋子
第2位は、ウクライナ侵攻をうけて上田洋子が複雑な思いを記した記事。長年ロシアを研究してきた上田が、「毎日、信じられないニュースが流れてくる」と吐露します。記事の公開から半年以上が経っていますが、いまだ停戦の糸口は見つかっていません。
【第1位】
【 #ゲンロン友の声|022 】「35歳問題」について教えてください
そして2023年にもっとも読まれた記事は、こちらの友の声でした! 50歳になった東がふりかえる「35歳問題」とは。これからこの問題に直面するかたも、その頃はたしかに悩んでいたなぁと思うかたも、ぜひいまいちどお読みください!
というわけで、2022年に読まれた記事ベスト10をお送りしました! 今年もwebゲンロンをご愛読いただきありがとうございました。来年もバラエティ豊かな記事を読者のみなさまにお届けできればと思います。それではみなさま、良いお年をお迎えください。