【展覧会】OKURU(大倉なな・田邊恵利子)《ひかりをおくる – 雨と晴れのあいだに、海と私たちのあいだで –》、2025年9月13日より開催!

シェア
webゲンロン 2025年8月27日 配信

 

 2025年9月13日(土)より、葛飾区亀有の「space櫛形」にて、OKURU(大倉なな・田邊恵利子)による展覧会《ひかりをおくる – 雨と晴れのあいだに、海と私たちのあいだで –》が開催されます。

アーティストステイトメント

海の浅瀬にゆれる、アマモの葉。
ひかりを透かして、ゆらゆらと、気泡をまとっています。
そこは、命が生まれ、育ち、還っていく「海のゆりかご」。

青緑のやわらかな葉は、微生物や魚を育み、
花を咲かせ、やがて朽ちて、海の土へと溶けていきます。
その静かな循環は、私たちの身体の奥に息づく風景と、どこか重なります。

命をおくり、おくられた日。
ガラスに息を吹き込んだ日。

海辺でおにぎりを食べ、水を分け合った日。
2人のあいだで、おくりあった日々。

本展では、海草のアマモが生み出す静かな生命の循環をモチーフに、
「おくる/おくられる」という行為に触れる過程で生まれた、刺繍や絵画、吹きガラスなどの作品を展示します。

流産や喪失、病との共存。
言葉にならない体験を、分かち合うために。
瓶を吹き、海辺でピクニックをし、共に時間を重ねながら、
少しずつ、この不確かな感情を形にしてきました。

そして今、瓶の中に、そっと残された海水があります。
子宮のような瓶に差し込むひかりが、海と身体、雨と晴れ、それらの「あいだ」にあるものを、そっと照らし出してゆきます。

そのひかりは、あたたかくゆらめき、もうひとつの「ゆりかご」となります。
それは、私たちのあいだに生まれた、ひかりのような、おくりものです。

【展覧会概要】

ひかりをおくる – 雨と晴れのあいだに、海と私たちのあいだで –

参加作家:OKURU(大倉なな・田邊恵利子)
会期:2025年9月13日〜9月23日(金土日祝の7日間)
会期会場space櫛形
 東京都葛飾区西亀有1-29-9 櫛形荘101
 JR常磐線亀有駅 徒歩13分
 京成タウンバス 曳舟親水公園 徒歩2分
会期時間:11:00~17:30
入場料:無料

助成:アーツカウンシル東京(スタートアップ助成)
主催:大倉なな OKURU
展覧会詳細https://www.marieizawa.com/space-kushigata-exhibition-006

    コメントを残すにはログインしてください。