ゲンロンカフェを続けたい! コロナ危機突破の応援カンパにご協力をお願いします

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ゲンロンα 2020年3月30日 配信

いつもご支援いただき、ありがとうございます。ゲンロンカフェは今年で8年目になります。最近では認知も高まり、さまざまなかたにご登壇いただけるようになりました。この3月にも、小林よしのりさんと三浦瑠麗さんを招いて東浩紀(ぼく)が語る座談会、鴻上尚史さんと春名風花さんの対談、タイの作家プラープダー・ユンの来日トークほか、多彩なイベントを準備していました。 それが、新型コロナウイルスの影響でみな中止、あるいは無観客の開催となってしまいました。会場チケット代は返金せねばならず、飲食や物販も見込めず、中止の場合は放送収入もなくなってしまいます。4月以降のイベントも中止が相次ぎ、数百万単位の損害が出ています。ゲンロンのような小さな会社にとっては大打撃です。 じつは来る4月6日は、ゲンロンカフェの運営母体である株式会社ゲンロンが10周年を迎える日でもありました。カフェに花を飾り、お世話になったみなさんを集め、ささやかなパーティを行ってその様子を無料中継しようかななどとも考えていたのですが、その計画も泡と消えました。おそらくゲンロンは、創立10周年を無人のカフェで迎えることになるでしょう……。 ゲンロンとゲンロンカフェは、いかなる公的支援ももらっておりません。完全に独立した組織です。それが、いまの時代、ほんとうの意味での「言論の自由」「表現の自由」を守るために必須の条件だと信じているからです。それゆえに、このような危機のときは泣きつく先がありません。ぼくたちの活動を支えてくれるのは、観客、聴衆、読者のみなさんの支援のみです。 そこで今回、ゲンロンでは、カンパ商品を作成し、支援を募ることにいたしました。ここでお願いしているのは、ぶっちゃけ一種の寄付です。けれども他方、好意に甘えすぎることもしたくない。そこで、リターンの商品としてもそれなりに魅力的なものを用意しました。ぜひ支援をご検討いただければと思います。 新刊『新対話篇』と『哲学の誤配』の内容については、近日内に公式ツイッターなどでご案内します。すでに友の会特典の「選べる単行本」で2冊を選ばれているかたは、事務局にご連絡いただければ、そちらをほかの本に振り替えることができます。 在野でいるのはたいへんなことです。それも個人で在野でいるのではなく、「在野の組織」を運営し、利益を出し、自分の生活をささえ、従業員の給料も払うというのは、なかなかの綱渡りです。創業から10年、ゲンロンがいまだ潰れていないのは奇跡のようなできごとの連続のうえでのことだったのだと、このような危機が来るたびに思います。 それでも、ぼくはもう少しやせ我慢を続けたい。あらためまして、ご支援をよろしくお願いいたします。 ゲンロン創業者 東浩紀 【追記】 4月6日より、弊社刊行物「ゲンロン」シリーズの、次号『ゲンロン11』への広告枠付きカンパ商品を追加いたしました。こちらの広告枠付き商品は5月15日までの期間限定になります。この機会にぜひ広告出稿をご検討ください。

 

ゲンロンカフェを続けたい! 期間限定:コロナ危機突破の応援カンパ商品一覧: https://genron.co.jp/shop/products/detail/265
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