戦争すら娯楽の対象に変えてしまう、
それこそが現代的な戦時下の条件だということだ
目 次
(小特集)ゲンロンが見たウクライナ
[論考]
東浩紀
ウクライナと新しい戦時下
上田洋子
戦争はどこに「写る」のか ボリス・ミハイロフとハルキウ派
[取材]
上田洋子
「戦争が始まった朝はどうすればいいのかわからなかった」 キーウ市民に聞く
[インタビュー]
イリヤ・フルジャノフスキー 聞き手=東浩紀+上田洋子
ユダヤとロシアのあいだで バービン・ヤルの虐殺とソ連という地獄
[座談会]
夏目房之介+大井昌和+さやわか
マンガの奥義は現場にあり ジャズ、八卦掌、戦後日本
[エッセイ]
大澤聡
ふたつの庭、あるいは碁
[論考]
菊間晴子
「見せ消ち」の生を歩む 書き直しの作家としての大江健三郎
須藤輝彦
あいまいなチェコの小説家 ミラン・クンデラのコンテクスト ※再掲載
[ゲンロンの目]
新川帆立
エンタメ作家の背骨
[座談会]
加藤文元+川上量生+東浩紀
訂正する真理 数学、哲学、エンジニアリング
[連載]
ユク・ホイ
永遠平和とふたつの普遍的なものの概念 惑星的なものにかんする覚書 第3回 訳=伊勢康平
イ・アレックス・テックァン
レヴィ゠ストロースとサイバネティックス 理論と冷戦 第6回 訳=鍵谷怜
石田英敬
1960年代の「想像力」 飛び魚と毒薬 第6回
田中功起
内省と制度批判 制度を内側から変えること 11月31日から3月12日 日付のあるノート、もしくは日記のようなもの 第17回
[コラム]
山森みか
イスラエルの日常、ときどき非日常 #11 具体性を伴った共存に向けて
辻田真佐憲
国威発揚の回顧と展望 #6 「ゆるふわ」ポストも油断できない
福冨渉
タイ現代文学ノート #9 「革命」の憧憬
島暮らしのザラシ
寄稿者一覧
支援者一覧
編集後記
English Table of Contents
上田洋子「ロシア語で旅する世界」、「ネコ・デウス」は今号は休載です。